請求書の考え方「請求書の作り方とポイント(テンプレート付)」
■はじめに
得意先から請求書を出してくれって言われたんだけど、
何を書けば良いの?
創業者からよく受ける質問の一つです。
それもそのはず、会社員の時は請求書は普通書かないですよね。
「請求書 ひな形」と検索すればたくさん出てきますが、
一見どれが正しいのかよくわかりません
ビジネスにおける最優先課題は、お客とお金。
この2つを繋ぐ出発点が、「請求書」です。
今回は、そんな請求書の作り方とポイントを簡潔にまとめてみました。
最後にダウンロード可能なテンプレートもあります。
参考にして頂ければと思います。
■請求書の作り方とポイント
具体的に請求書に記載する事項とそのポイントを見ていきましょう。
①請求日
請求日を記載します。
通常は請求書の発行日ですが、
相手先の都合により締め日(20日〆や末〆等)が決まっている場合にはその日にする場合もあります。
また、任意ですが、自己管理のために請求書の管理番号を付す場合もあります。
②請求先の情報
得意先の情報を記載します。
③請求元の情報
自社の情報を記載します。
印刷する場合は、通常社印(角印)を押します。
PDF等の電子送付する場合には、社印のデータを貼り付けます。
④請求金額と支払期限
最終的な請求額とその支払期日を記載します。
締め日から支払期日までの日数は、契約書などで相手先と合意したものを記載します。
消費税の内訳は、取引の内容によっては、8%の軽減税率の対象になる取引(飲食料品など)や、そもそも消費税がかからない取引(土地や居住用住宅の貸付など)もありますので、その点だけ注意が必要です。
⑤請求の内容
請求する内容を詳細に記載します。
業種や業態に応じて、適切な内容を記載しましょう。
例えば、建設業の場合は、現場名や工事の内容など、可能な限り細分化して記載します。
⑥振込口座
得意先に振り込んで頂く口座情報を記載します。
普通/当座などの区分や、振り仮名、そして振込手数料の負担先など、
振込に際しトラブルがないように配慮しましょう。
■請求書の疑問点あれこれ
▶取引先から源泉を引いてと言われたけど?「報酬に係る源泉所得税」
▶消費税払ってないけど追加して請求してよいの?「免税事業者の消費税の考え方」
※準備中
▶最近よく聞くインボイス制度ってなに?「インボイス制度」
■テンプレート(ダウンロード可)
以下、Excel形式の請求書のテンプレートを用意しました。
必要に応じてダウンロードして活用ください。
この記事を書いた人
あさがお税理士事務所 代表税理士 伊藤貴文
税理士 / 栃木出身 / 埼玉在住 / 東京勤務 / 3児の父