電子帳簿保存法に対応したExcel検索簿の作り方【ダウンロードファイル付】
税理士のあさがおです。
2024年1月から義務化になる電子帳簿保存法(電子取引)について、
こちらの記事を書きました。
この記事で、一番大変な対応は検索要件の確保で、下記二つの要件を満たす必要があることを書きました。
・日付または金額について、範囲を指定した検索ができる
・『日付・金額・取引先』のうち2つ以上の任意項目を組み合わせて検索できる
その一つの対策法としてExcel検索簿を挙げてみましたが、今回はその作り方について詳しく書いてみたいと思います。
なお、Amazonを例に進めますが、楽天などでも基本的に同じ対応になります。
■Excel検索簿の作り方
STEP1.領収書のデータを保存する
Excel検索簿を作っていく前提として、電子領収書データを保存しておく必要があります。
Amazonを例に、電子領収書のダウンロード方法を解説した下記の記事を参考にして下さい。
STEP2.必要な情報を取得する
Amazonの場合、購買データから、購入日や金額などの情報をCSVファイルで一括取得することができます。
勿論、Excel検索簿に一つ一つ手入力しても良いのですが、あまりに手間がかかってしまいます。
Amazonの場合の一括取得の方法をご説明します。
STEP3.Excel検索簿に必要な情報を張り付けていく
必要な情報を取得する準備が出来たら、それをExcel検索簿に張り付けていきます。
まずは、Excel検索簿をこちらからダウンロードしてください。
次に、下記の手順で、日付・金額・内容・相手先などの必要な情報を貼っていきましょう。
続いて、領収書データへのリンクを貼ります。これによって、必要な領収書データに瞬時にアクセスできるようになります。
※注意
なお、USB等のデバイスをリンク先として設定すると、保存先を変更した際にリンクが切れてしまいます。
Googleドライブ等のクラウド上に保存することをお勧めします。
以上になります。
参考にして頂ければ幸いです。
この記事を書いた人
あさがお税理士事務所 代表税理士 伊藤貴文
税理士 / 栃木出身 / 埼玉在住 / 東京勤務 / 3児の父